2015年5月8日金曜日

目指すはクローシュまぶーか

帽子を縫製するにあたって
こーじょーちょー的に
譲りたくないことがあります

それは
出来るだけ無駄な端切れを出さない
ってことです

帽子のツバの部分をブリムと言い
頭を覆う部分をクラウンと言います

てっぺん平な屋根にして
クラウンを柱にして
庇のブリムを付ける
そういうやり方もありますが
どうしても布地を多く必要とし、
どうしても端切れが多めに出るのです

どうしたら必要最小限の布地で
立体の帽子を作れるのか
あれこれどれそれ考えて
あぎゃんこぎゃんどぎゃんそぎゃんして
どうにかひとつのパターンをうまい具合に組み
出来上がったのがりばーしぼーし
「らだぼーし」との愛称で呼ばれる形の帽子です

「らだぼーし」は
基本的にクルーハットをイメージしています
老若男女を問わず被れる帽子のパターンです
身近な存在としていつでも被れる
使わない時は丸めてしまえる
[以上クルーハットの特徴]
+
りばーしぼーで両面楽しめる
リボンでサイズ調整できる
リボンを顎下で結んで飛散防止(帽子だけにw)
ツバの形をちょぃと変えてお洒落に被れる
[その他含め「らだぼーし」の特徴]

いやぁ、まさに
言うことなし!←

3年程前にらだぼーしを初めて作り
被ってみた時の感動感激は
今でも忘れません・・・
じゃなくて、
その時に描いたパターンは
使い込むうちにボロボロになりました

もちろん、その後パターンを作り直しました
その数たるや、10本の指では収まりません
中には一度も使われずに放置されたり
使ってはみたものの気に入らず
中途半端に成型されたものもあります
ほんの少しのカーブの違いで
全体の印象が変わってくるのです
ハギ(接ぎ)の数によっても異なります

釣り鐘を斜めにしたような形の帽子を
クローシュ(クロッシュ)clocheといいます
クローシュ型帽子のクラウン部分は
フェルト帽のように
蒸気を当て繊維を叩いて成型されたものが多く
縫製された物でも
トップ+クラウン+ブリム
で構成された物が殆どです

一方「らだぼーし」は
トップ~クラウン~ブリムを一枚の布で、
それを6枚接ぎにして成型されたぼーしです

けれど、パターンをちょっと変えれば
全体の印象としてクローシュな雰囲気になるんでない?

そう何度も思い描いて来ました
二度ほど接ぎでクローシュに近づけないかと
試みたこともあります(このタグ
2回ともそれなりにそれなりにwww

だらだらと書いてきましたが(らだだけに)
要するに、ですな
今回夏用の目深に被れる
だむどぅまぶーかぽるれてぃpour l'été
のおるだるを頂戴し
またまたパターンをあーでもないこーでもない
あぎゃんこぎゃんどぎゃんそぎゃん
描き直したわけです

でー
早速目星をつけた布地で
縫ってみたわけですw




これがあーた
めっちゃええんだす
かなーりクローシュ風でしての
うっひょー!
と浮かれてるこーじょーちょーでありんす




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