2016年8月10日水曜日

佳きゆかりが布山を動かす

昨日嫁に出したらだりばぼー
すでに到着して迎い入れられ
役割をはたすべく出番を待つ状態
との風の便りが届きました

作り手の幸せを感じる瞬間です
有り難し有り難し


自分が手がけた物が
人の手によって届けられ
開封の儀を経て歓迎され
いつしかその人の暮らしの一部になって
そっと寄り添うように置かれること

場面を想像するだに
この上ない喜びを感じます


決して多くはないけれど
目に留まって買い求めてきた布が
いつ何時どなたの傍に侍るやも知れぬと
出番を待つかのように横たわっています
(重みで棚板がたわんでおるです)

今回使用した木綿シーチングも3年前
目にしてすぐに買い求めた物です
今回のごキボンヌ様とは知り合う前
不思議な縁を感じたりします

これまでに何度か取り出しては
いやこの組み合わせではないと再び戻し
休ませておいた布地です
別の機会に出番がなかったのか?
ほんとうに?

面白いことにそれがないのですよねぇ
この世に布マリアージュの神様がいるなら
まさに
か・み・さ・ま・の・いうとおり!
なのかもしれません

他の作品でもそれは全く同じ
そのときどきで布地も変わりますし
なによりも
使う・被る・持つ人のイメージ
これにピンと来るかどうか
それが重要なのです

お目もじかなっていない御方!
それが一番の難題でもあり
湧き出づる泉のごとく膨らませる
想像の醍醐味でもあります
なんちて





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