昨日嫁に出したらだりばぼー
すでに到着して迎い入れられ
役割をはたすべく出番を待つ状態
との風の便りが届きました
作り手の幸せを感じる瞬間です
有り難し有り難し
自分が手がけた物が
人の手によって届けられ
開封の儀を経て歓迎され
いつしかその人の暮らしの一部になって
そっと寄り添うように置かれること
場面を想像するだに
この上ない喜びを感じます
決して多くはないけれど
目に留まって買い求めてきた布が
いつ何時どなたの傍に侍るやも知れぬと
出番を待つかのように横たわっています
(重みで棚板がたわんでおるです)
今回使用した木綿シーチングも3年前
目にしてすぐに買い求めた物です
今回のごキボンヌ様とは知り合う前
不思議な縁を感じたりします
これまでに何度か取り出しては
いやこの組み合わせではないと再び戻し
休ませておいた布地です
別の機会に出番がなかったのか?
ほんとうに?
面白いことにそれがないのですよねぇ
この世に布マリアージュの神様がいるなら
まさに
か・み・さ・ま・の・いうとおり!
なのかもしれません
他の作品でもそれは全く同じ
そのときどきで布地も変わりますし
なによりも
使う・被る・持つ人のイメージ
これにピンと来るかどうか
それが重要なのです
お目もじかなっていない御方!
それが一番の難題でもあり
湧き出づる泉のごとく膨らませる
想像の醍醐味でもあります
なんちて
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